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速成寺法話集
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盂蘭盆会

地獄の釜の蓋が開くという「お盆」

正式名称「盂蘭盆会(うらぼんえ)」

これを略して「お盆」と呼んでいます。

「ウランバナ」という

いつの時代の、何語かも解らない

という、古代語の音訳、

この音の当て字が「盂蘭盆(うらぼん)」

なのだそうです。

諸説様々ですが、ともあれアジア全域で

この「お盆」供養が行われています。


真夏の満月の夜

あの世とこの世の扉が開く

地獄の釜の蓋が開く


地域や宗旨によって、

お祭りの形はさまざまですが

一族が集まり

亡くなった身内や先祖の魂を迎えて

御馳走を備え、火を焚き、水に流す
       (経木にも、水向菩提と書きます)

灯籠流し等は、東南アジア等でも

多く見られる風景です。


驚く事に、中近東辺りにも
「ウラバン」

という、日本のお盆に酷似した

お祭りがあるそうです。


どうやら国境を越えて、もう何千年と

皆様ご存知の「お盆」という

供養がなされてきたということでしょう。


地獄の釜のフタが開いているからなのか

全く持って、この暑さ。。。

汗だくになって、一日中経を誦みあけ

団扇太鼓を一日中叩く。
 
魂の中には どうしようもなく

救いようのないものもあって

恨み、妬み、嫉みに、

欲しい、欲しい、欲しいと ー

声なき声が、頭の中で

リフレインするのです。


実際に、それらの魂の救済をするのは

大変なことです。

しかし、このお盆の時期だけは

どのような無念の魂にも

供養の祈りが、届くのだそうです。

だから、お盆には「施餓鬼供養」
(餓えた鬼に施す、文字のままの意味ですね)

をするのです。


お盆のお参りときには、

いつも涼しい風が吹いて

汗だくのハゲ頭を、

心地よく、なでて往きます。


ちなみにお盆のときには

このような回向の言葉をよみます。

如以甘露灑 除熱得清涼

離苦得楽 妙法経力即身成仏

大意〜
甘露をそそぐように、
その熱を除き清らかな涼しさを得る
苦しみを離れ、楽を得る
法華経の功力をもって、すべてが仏となる



このお盆に、生きとし生けるもの

亡者にも、死者にも、全ての無念の魂に

甘露の雨が降り注ぎますように

南無妙法蓮華経
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