仏  話

速成寺法話集
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十王経 其の六

・死後の次の四週間目の事
(カルマの大河での大苦悩)

死後の四週間目、

いわゆる四・七日。

四・七日にあらわれる

王の名を「五官王」と

申します。 この王は

普賢菩薩の化身です。

この王の御前にいたる

道の途中に業江という

大河があります。

流れは静かなのですが、

たいへん臭く

水は沸き立つ熱湯で、

とても入れそうに

ありません。

経によると業江の

対岸までの距離は

1500Kmだそうです。


死者はこの川岸に辿り着き

鬼に放り込まれてします。


たちまちに身はタダれ、

もがき苦しんでいると

鉄のくちばしを持つ、

毒虫が集まり身体に

吸い喰らいついてきます。

このような苦しみを、

7日7晩過ごした後

死者は五官王の御前に

たどり着きます。


死者は王を拝したのち、

嘆きます。

「生きている時に、

 犯した罪の報いが

 これほどまで

 重いものとは、

 とても思えません。

 どうしてここまで

 酷い目にあわなければ

 ならないのでしょうか。

 なにかの間違いでは

 ないでしょうか。。」


王は大いに怒り

死者にいいます

「小さな行いが、

 大きな報いを

 もたらすことを

 お前は知らなかったのか!

 おまえは、

 これぐらいのことと

 考えていても
 
 その苦しみの報いを

 受けるときは、

 必ず大きいものなのだ。
 
 しかも、あの世の裁きに

 疑いを持つこと自体

 ものの道理を

 解っていない証拠だ。

 お前のつんだ悪業は、

 すべて残らず

 お前の体に残っている

 ここに、その重さを

 量る秤がある。

 この業の秤で、

 お前の悪業を

 量ってやろう。」



死者は、鬼たちに

連れて行かれ

業の秤にかけられます。

犯した罪の重さを

測ってみれば

秤石は巨大な岩なのに

わずか人の身ほどの

死者を秤にかけると

秤岩の重さは、

鳥の羽のほどです。


それ見たことか!!!


と鬼たちが大激怒し

秤から引きずりおろされて

金棒で袋叩きに会います。


何百、何千と、

金棒で叩きつけられ

身は破れ、砕け、死んでは

業の報いによって

再び活き返ります。

砕かれては死に、

また活き返ります。


しばらくして、

五官王はいいます。


よく聞きなさい。

お前を想い、

祈りを捧げてくれる人が

追善(供養すること)を

送っていれば、

ここまでこなくとも

すでに、善い処に

生まれていたかもしれない、

しかし皆、

自分のことばかりで

お前のことなどは忘れて、

手を合わすものさえいない。

しかし、わずかにでも

仏の縁があったから

地獄にも堕ちず、

ここまで来れたのだ。



そうして死者に

沙汰が下ります


「死者を次の王に渡せ!




次は有名な閻魔大王の物語です。
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