仏  話

速成寺法話集
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人の価値

人生に絶望した人がいた

彼は独りぽっちだった

すべては過ぎ去って

苦しみも通り越して

もう何もかも

どうでもよかった


彼はある日

自分の価値を見失って

死を決意した

橋の上から

その身を投げようとした


そこに一人の僧が

通りかかって

彼に声をかけた


身を投げる前に

逢わせたい人がいるから

一緒にいこう



そういって

彼は大きな屋敷に

その男を連れて行き

いかにも金持ちそうな

恰幅のいい老人に

引き合わせた


僧侶は老人に耳打ちして

それから彼にこういった


この人がお前の目を

二千万で買うといっている



男はいった

冗談じゃない

目を売る気なんて無い


僧は言った

じゃあ一億だそうと

この人は言っている


男は言った

一億だろうが二億だろうが

目を売る気はない




はて、さっきまで

この男はその目どころか

全てを捨てようと

していたではないか?


考えた事があるだろうか?

この身体の素晴らしさを

生きていると言う奇跡を


たとえば恋人に振られた

それだけで

人は絶望しかねない


たとえば莫大な財産を

持っていた者が

それを失っただけで

人は自殺しかねない


たとえば

この水晶のような

モノをとらえるこの目

その他諸々

多くのすばらしいものを

持っているのに

人はー

私は何も持っていない

と言う


幸せになるのに

理由なんて要らない

なんの理由も無く

今すぐ幸せになればいい


それを邪魔しているのは

他ならない自分自身


死する定めの人として

この素晴らしい奇跡を

楽しもうではないですか

合掌
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